グリーンコーストプロジェクトでは、海岸防災林の育林ボランティアと周辺エリアの観光を合わせたバスツアーを2021年からスタートしました。ボランティア体験で防災や森づくりの知恵を学び、力強く復興している宮城の沿岸のいまを感じてもらうことを目的としています。新しい施設や試みが成長している沿岸エリアに再び訪れるきっかけになるよう、毎年の開催を予定しています。
「楽しかった。また行きたいな。もっと関わりたいな。」と、参加いただいた方に思ってもらえることを目標にバスツアーを企画しています。海岸防災林の仕事に携わって、沿岸地域には同じような想いを持ち活動をされている方たちが沢山いらっしゃることを知りました。このバスツアーを通して、この想いを1人でも多くの方に伝え、そして、再び沿岸地域に足を運んでいただきたいと思っています。
みやぎ海岸防災林・森林づくり協議会 事務局
橋爪有子
[復興ツーリズム]災害からの復興とその先の未来へと進む地域をめぐる観光。災害から学び、記憶を継承を目指す。
[ボランティアツーリズム]旅先でボランティア活動を行うことで、現地にポジティブなインパクトを与えようという旅のスタイル。
東松島市には野蒜地区と大曲浜地区に約146haの海岸防災林エリアがあり、海岸防災林を2013年から植樹したクロマツが成長しています。震災前は野蒜海岸での海水浴やサーフエリアとしても有名。また宮戸島一帯は「奥松島」の名で親しまれ、日本三大渓「嵯峨渓」や松島四大観「大高森」を有する景勝地です。
仙台市には南蒲生、荒浜、井土浦地区、合わせて約163haの海岸防災林エリアがあります。荒浜は古くから貞山運河を中心として漁業と農業で発展した地域。仙台市民に愛された荒浜海水浴場や様々な野鳥の飛来地・蒲生湿地もあり、海岸防災林の役割が強く感じられるエリアです。
東日本大震災後、いち早く海岸防災林の再生に着手した地域。蛭塚、砂浜エリアに約56haの海岸防災林が広がり、2012年に植樹されたクロマツの成長が見届けられます。温暖な気候を活かして栽培されるいちごや、400年の歴史を誇る「元祖はらこめし」などでも広く知られています。
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/ Miyagi Green Coast