MIYAGI Green Coast Project|みやぎグリーンコーストプロジェクト

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グリーンコーストプロジェクト
協定企業の社会貢献活動

Partner's Report Vol.4

『“体験”を通じて、子どもたちも大人も地域も元気にしたい』ネッツトヨタ仙台株式会社 働き方変革グループ しあわせ推進チーム チーフ 守亜紗美様

地域の企業として宮城の人を、生活を、未来を守りたい

そらっぱクロマツ防災林

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ネッツトヨタ仙台様は、2015年に東松島市矢本地区の0.6haで国と協定を締結、約3,500本の抵抗性クロマツの苗木を植樹されたのが始まりです。翌年には同じ東松島市で、その後も岩沼市、仙台市、七ヶ浜町と、年を追うごとに協定エリアを拡大していただいています。社員の方々やご家族、さらにはお客様にもご参加いただいてのボランティア活動もユニークで、2021年からは小学6年生までのお子様が会員の「そらっこくらぶ」の皆さんも、植樹エリアの保育活動にご参加いただいているそうです。

広がる協定エリア。これまで約10,000本の苗木を植樹。

東日本大震災は、私たちが小さな頃から慣れ親しんできた海岸の景色を一変させました。人は遠ざかり、子どもたちの元気もなくなりましたよね。そこで私たちは、次の世代に残せることが何かないだろうかと考え、人々が安心して暮らせる地域社会に必要な「海岸防災林の再生」に着目したんです。これからの未来を担う子どもたちと一緒にできる活動としても、共感しました。
2015年に約3,500本の苗木を植えたところからスタートし、協定エリアは徐々に拡大。2023年までには、約10,000本の植樹達成に至りました。実際の作業では宮城県インストラクター協会の方々のサポートも受けながら、みんなでコツコツと続けてきた成果です。

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お客様も親子で参加。イベント型の活動がユニーク。

当初、植樹のボランティア活動に参加してくれた社員は少なかったですね。しかしながら私を含め、実際に参加した人たちには、作業の楽しさや普段は味わえないような大きな達成感がありました。それが継続していくなかで口コミでも広がり、参加人数は増加。現在は参加者が100人以上になる回があるほどです。
社員参加の回とは別に、会員になっていただいている「そらっこくらぶ」のお客様とお子様にも、くらぶ活動の一環としてご参加いただいています。親子での体験は、特別で大切な時間です。海岸防災林でのボランティア活動にプラスして、その地域での釣りやクラフトなどさまざまな体験をセットにし、年2回ほど開催しています。
みんなで草刈りをしてキレイになったエリアのクロマツに、「また見にくるからね」と声をかけていたお子様の一言は忘れられません。この子どもたちと一緒にクロマツも成長していくんだ、ということを改めて実感させられました。

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県内各地から社員が集う、コミュニケーションの機会でもある。

社員のボランティア活動は、年に2回行っています。この時は新入社員から役員までが参加し、一緒に汗を流します。
社員は県内各地から参加してきますので、初めましての人や久しぶりの人、普段は会えない人にも会える、そんなコミュニケーションの良い機会にもなっているようです。
からまるツルや雑草を除去したり枝払いなどを終えたエリアは、自慢するようで恐縮ではありますがどこよりもキレイになっていると思います。日頃から鍛えたり体力に自信のある社員が多く集うだけあって、マンパワーがありますから(笑)。
インターンシップや採用の場面で、こうしたSDGsに対する当社の取組みに興味を示す方も増えてきました。ボランティア活動に参加する社員へのSDGs講習会なども開催しています。啓蒙活動を含め、そちらも継続的なアプローチの必要性を感じています。

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体験を通じた成長を。継続的な活動が評価され企業表彰も。

地域の子どもたちに、体験を通じて成長してほしい。この一心で行ってきたさまざまな継続的な活動が評価され、令和5年度には文部科学省が主催する「青少年の体験活動推進企業表彰」において奨励賞をいただきました。また、日本自動車会議所主催の第3回クルマ・社会・パートナーシップ大賞では「グッドパートナーシップ事業」の認定をいただくなど、いずれも今後の活動の励みになるとても嬉しい出来事でした。一緒にボランティア活動を続けてくれる皆さんのおかげです。

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働き方変革グループ しあわせ推進チーム 
副課長 高橋 文徳様
仙台市出身の高橋さんは、東日本大震災で失われた海岸防災林と周辺の景色にはずっと心を痛めてきたといいます。宮城の海岸防災林の再生活動がもっと広まることで、大人も子どもたちも「地域にまた戻るきっかけになってほしい」との思いも語ってくださいました。そのためには、人と防災をテーマに、集ったり、遊んだり、学んだりできる、そんな新しい仕組や場の創出などの必要性を、強く感じているとメッセージをいただきました。

今後も「人と防災」を考える、大切な「場所」として。

海岸防災林の再生は、地域を守り・未来へ繋いでいくためにも、継続して携わっていくことが重要な活動です。本当の再生までには、まだまだ時間がかかります。そのためにも、ふるさと宮城で同じ志のある企業が、これからもっと増えてくれたらと願っています。宮城の人を、生活を、未来を守ってくれる大切な防災林を、みんなで一緒に育てていきませんか。
また、この活動は、10年後、20年後、海岸防災林が立派に育って終わりではないとも考えています。再生した海岸防災林のエリアに人が集い、リラックスしたり遊んだり、防災や生態系などについても考えることことのできる、そんな大切な「場所」にしていけたらいいですね。

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きっと「やって良かった」と思える活動です。

協定に参加している企業はそれぞれに活動をしていますが、実際の協定エリアはお隣り同士だったり、同じ宮城の海岸線でひとつに繋がっています。今後はこの地元企業の繋がりをもって地域活性化の一助になれるよう、情報交換をしたりアイデアを出し合えるような仕組みが出来てもいいですよね。期待しています。
協定を結ぶか迷っているというご担当者様には、きっと「やって良かった」と思える活動になりますよとお伝えしたいです。県主催のバスツアーも開催されていますから、ぜひ、ちょっとでもいいので参加してみてください。想像以上の達成感が、待っているはずです。

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